リノベーションでおしゃれな内装にするコツは?失敗例と合わせて解説
2023/03/24
コラム

「せっかくリノベーションをするならおしゃれな内装にしたい」「自信を持って友達を呼べるようなおしゃれな部屋にリノベーションしたい」と考える方は多いのではないでしょうか。

そんな方のためにこの記事では、リノベーションを依頼するときのポイントやおしゃれなリノベーションをするためのコツなどを解説していきます。おしゃれにリノベーションしたい人に人気のテイストなども紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

リノベーションを依頼するときのポイント

古い建物でもおしゃれに再生できるリノベーションですが、実際には何でも自由にできるわけではありません。現在の建物の状態やあらかじめ決められたルールなど、リノベーションには多くの制限があります。

リノベーション内容によって費用なども大きく変わってくるため、まずはリノベーションを依頼する前に知っておくべき重要なポイントを見ていきましょう。

物件の現状を把握しておく

リノベーションを行う場合、まず真っ先に確認しておくべきなのが、物件の現状はどうなっているのかです。例えば、古い建物の場合は建設当時の耐震の基準が古く、リノベーションの際に耐震性を上げる工事が必要になるケースがあります。

耐震の基準は建築基準法で定められており、基準を満たしていない場合は耐震工事が必要になるのです。しかし、耐震工事が必要となると費用もそれだけ高くなるため、事前に把握してリノベーションの計画をしっかりと立てることができます。

リノベーションが可能かを確認しておく

物件にはリノベーションに適しているものと適していないものがあります。リノベーションを計画する前に、適している物件かどうかをチェックしておくのがおすすめです。特に、マンションの場合は、規約でリノベーションが許可されていないケースがあります。リノベーション自体は問題なくても、大幅な間取り変更など一部が制限されているケースもあるので、最初に確認しておきましょう。

中古マンションのリノベーションを検討している方は、「中古マンションのリノベーションにかかる費用や流れを詳しく解説」の記事をご参照ください。

条件の優先順位を決めておく

リノベーションの案を考え出すと、あれもこれもと非常に夢が膨らみます。一方で実際にリノベーションを行う際には、さまざまな制限や金銭的な問題があるので、全ての要望を叶えるのが難しいのも事実です。

そのため、リノベーションを計画するときは、絶対に譲れない条件を定めておくとスムーズに進められます。「広々としたお風呂が欲しい」だったり「アイランド型のキッチンにしたい」などの具体的な要望はもちろんですが、ホテルのような部屋にしたいといったコンセプトでも構いません。

これだけは譲れないという条件を設定しておくことで、リノベーションのイメージが固めやすくなりますし、他の部分は選択肢自体が減ってスムーズに決められるようになります。

予算と返済計画を考えておく

リノベーションで自分の理想を全て叶えようとすると、普通は支払うのが難しいほどの高額になってしまいます。そこで、リノベーションを検討する際は、使える予算を事前に決めておくことが大切です。

また、ローンを組んでリノベーションする場合は、無理なく返済できる範囲で計画を立てる必要があります。あらかじめ予算を決めていないと、思ったより高額になって返済が大変になった、リノベーションに合わせて家具を新しく購入するはずだったのに予算がなくなったということになりかねません。

譲れないポイントと合わせて予算を決めておけば、スムーズに計画を立てられるはずです。

おしゃれにリノベーションしたい人に人気のテイスト

どうせリノベーションをするなら、おしゃれに仕上げたいですよね。しかし、漠然としたイメージだけでは、おしゃれに仕上げるのは非常に難しいです。

リノベーションを行う際には、事前にどんなテイストにしたいかを決めて、そのテイストを念頭に置いた状態で計画を進めることで、統一感のあるおしゃれなリノベーションができるようになります。ここでは、人気のおしゃれテイストを紹介します。

北欧

北欧テイストの部屋は、全体的に明るく室内で快適に長い時間を過ごせるようになっている、人気のテイストです。白をベースのカラーとしていて、デザイン性が高い家具や木材を使った家具などと合わせると非常におしゃれな部屋になります。

文字通り、ノルウェーやスウェーデン、フィンランドやデンマークといった、北欧の国で生まれたテイストです。白基調で、明るいアクセントカラーの家具などを置くと非常に映えるため、人気のリノベーションテイストの1つとなっています。

ナチュラル

ナチュラルテイストは、その名の通り自然素材を活かしたリノベーションテイストです。木材なども多く活かすため、全体的に暖かみのある部屋になります。

ナチュラルテイストの部屋には、シンプルな家具が非常によく似合います。個性的なファブリックやアクセントウォールなどがあってもおしゃれに感じられるので、内装の自由度もそれなりに高いです。多くのインテリアと相性が良く、よほど変わったものを置かない限りはあまり違和感が生まれることはないでしょう。

インダストリアル

インダストリアルテイストは、北欧やナチュラルと比べるとあまり耳馴染みがないかもしれません。インダストリアルは産業や工業といった意味を持つ言葉で、主にスチール素材やアイアン素材の家具を配置します。

全体的に無骨なデザインで、イメージとしては工場または倉庫といった雰囲気に近いテイストです。要所に黒などの暗めの色を使うことで、落ち着いた締まりのあるおしゃれな部屋にできます。一般的には男性向けの部屋というイメージが強いです。

ニューヨーク

ニューヨークテイストは、その名の通りニューヨークを思い起こさせるデザインになります。ニューヨークといえばおしゃれの街ですから、非常に人気のあるテイストの1つです。

全体的には白やグレーを基調としていて、要所でロイヤルブルーなどのアクセントカラーを入れることでスタイリッシュな印象になります。ときには、ロイヤルブルーなどを大胆に使うこともあります。ガラスの間仕切りなど、ガラスを多用するのもニューヨークテイストの特徴です。

西海岸

西海岸テイストは、海辺やビーチを思い起こさせる爽やかなテイストです。カリフォルニアのビーチのような、おしゃれでカジュアルなイメージの部屋になります。

部屋全体は白を基調として、大胆にブルーも入れることで海を演出できます。インテリアを海外のものにしたり、大きいソファを配置したりすれば、海外のような非日常感を味わうことが可能です。また、このテイストでは採光設計にこだわることも多く、まさに海辺の陽射しを連想させます。

おしゃれなリノベーションをするためのコツ

一般的にリノベーションは何度も頻繁に行うものではありませんから、経験がない人のほうが多いでしょう。しかし、経験もないまま漠然とおしゃれなリノベーションをしたいと考えていても、成功させるのは非常に難しいものです。

そこで今回は、おしゃれなリノベーションのコツを紹介します。ここで紹介するコツを抑えておけば、大きく失敗してしまう可能性は低くなるでしょう。

部屋のデザインイメージやテイストを決める

まずは部屋をリノベーションして、どういったテイストの部屋にするのかを決めていきます。テイストによって、どのような間取りや採光が良いかも変わるので、先にテイストを決めて方向性を決めたほうが良いでしょう。

また、上記で紹介した5つだけでなく、インテリアにはさまざまなテイストが存在します。「このテイストが好きだけどこっちも好きだから取り入れたい」など、複数の要素を混ぜるとまとまりがなくなった部屋になってしまうので、考えなしにごちゃごちゃと要素を混ぜたデザインにしないように注意してください。

場合によっては他のテイストを取り入れることもありますが、基本的にベースのテイストは1つに絞って考えていくほうが結果的におしゃれにリノベーションできます。

壁材や床材の素材を選ぶ

部屋のテイストを決めたら、それに沿った形で壁材や床材の素材を選んでいきましょう。生活する上で目に入りやすい壁や床は、部屋への印象や日々の生活に大きく影響します。特に、床材は大きく部屋の印象を左右するポイントです。素材によって印象が大きく変わるので、部屋のテイストに合わせるためには、かなり重要度が高い部分といえます。

床や壁の一部だけデザインを変更するというのも有用な方法で、インテリアや生活スタイルに合わせてさまざまなアイデアを検討してみてください。素材は部屋のテイストを基に選んでいった方がまとまりが良くなるでしょう。

広く開放感のある間取りにする

部屋に解放感があると、落ち着きのあるおしゃれな空間を演出できます。元々は狭い部屋だったとしても、リノベーションによって間取りを変更したり不要な壁を取り除いたりすれば、広々とした空間を作ることが可能です。

同じ面積でも、解放感のあるデザインにすれば、おしゃれ度は一気に高まります。どうしても取り除けない柱なども、色を変えるなどの工夫をして空間のアクセントにすれば、おしゃれなデザインの1つという印象になるでしょう。

さらに、間接照明や採光の設計、観葉植物の配置なども考慮すると、空間自体に統一感が生まれ、よりおしゃれな印象になります。

生活のしやすさも意識する

おしゃれなリノベーションにこだわるのも重要ですが、実際に住む場合の快適さも同じくらい重要です。見た目がいくらおしゃれでも、住みにくい部屋では意味がありません

例えば、見せる収納として人気のオープンクローゼットは、整理整頓ができていなければ「散らかっている」という印象になります。片付けが苦手な人や、忙しくて日々の片付けまで手が回らないという人が取り入れるには、あまりおすすめとはいえません。

また、デザイン性ばかりを重視して生活導線がバラバラになってしまうと、ちょっとした移動にいちいちストレスを感じる可能性もあります。リノベーションをする際には、部屋のおしゃれさとともに、生活のしやすさを意識してみてください。

おしゃれなリノベーションをしたい人によくある失敗

「おしゃれなリノベーションをしようと思っていたのに、思わぬ失敗をしてしまった」というケースも珍しくありません。事前にどんな失敗があるのか知っていれば、ある程度失敗をして後悔をするリスクを回避できるので、ここではいくつかのケースを見ていきましょう。

 

  • 既存の家具が合わないレイアウトにした

今まで使っていた家具を使う予定だったのに、間取りと家具のサイズが合わず、必要以上に家具の買い替えが発生してしまったという失敗をした人もいます。買い替えが前提なら構いませんが、そうでない場合はサイズを考えてレイアウトしましょう。

  • 間取り変更で部屋を広くしたせいで冷暖房効率が悪くなった

開放的な間取りはおしゃれな印象ですが、複数の部屋をつなげて1部屋にするなどのリノベーションでは、冷暖房の効率が落ちるなどのデメリットにつながる可能性があります。冷暖房効率は、適度に間仕切りを用意したりするなどの工夫である程度は対応可能です。

  • 生活動線や採光を考えずにレイアウトした

先ほども少し解説した通り、生活導線や採光を意識しないままレイアウトをしたせいで、実際に住んでみたら生活しにくかったという例もあります。リノベーションをする際には、実際に住んだ場合の動きやすさなどをしっかりとシミュレートして検討しましょう。

おしゃれなリノベーションにかかる費用

おしゃれなリノベーションを行う際の費用としては、家全体の場合一戸建てなら390万円~2,000万円程度、マンションの場合は250万円~1,000万円程度が相場です。部屋の広さやリノベーションをする範囲、使用する素材などによって費用が大きく異なるため、相場には大きなバラつきがあります。リノベーションの内容によっては、もっと高額になるケースもあるでしょう。

また、全体ではなくリビングのみをおしゃれにリフォームしたい場合は、50万円からが相場です。大がかりな工事を行わずに壁紙やフローリングの変更でおしゃれにしたいという場合は、50万円以下に収まることもあります。

おしゃれなリノベーションをしてくれる業者の選び方

リノベーションを行ってくれる業者は数多く存在しますが、業者によってはおしゃれなリノベーションが得意でない場合もあります。業者にはそれぞれ得意分野があるため、自分の要望に合った業者を選びましょう。

特に、おしゃれなリノベーションを成功させるためには、最低限の施工ができるだけではダメなので、業者をしっかりと選ぶ必要があります。具体的にどのような業者を選べば成功率が高くなるのか、ここでは業者の選び方を見ていきましょう。

親身に相談にのってくれる

おしゃれなリノベーションに限りませんが、親身に相談に乗ってくれる業者を探すと良い結果につながりやすいです。

そもそも、自分の要望を業者にうまく伝えられなければ、リノベーションを成功させるのは難しくなります。相談にしっかりとのってくれる業者であれば要望を伝えやすく、イメージに合った内装にしてもらえる可能性が高いです。

また、要望通りにしたとしても想像通りになるとは限りませんから、プロ目線でダメな部分をしっかりと指摘して修正案を提示してくれるような業者だと、より安心して任せられるでしょう。

自分のイメージに近い事例がある

業者の多くは、手がけたリノベーションの事例をホームページ上で公開しています。もちろん、案件の全てを公開しているとは限りませんが、少なくとも公開されている案件は手がけているということです。

業者を選ぶ際には、公開されている事例を見て、自分のイメージに近い事例がある業者を選ぶと良いでしょう。似ている事例を手がけているというのは、単に技術的に可能というだけでなくイメージを伝える手間が省けます。

自分のイメージを言葉だけで伝えるのは非常に難しいため、似た事例をベースとして変更箇所を相談していく形を取れば、非常にスムーズにイメージの共有ができるのは、大きなメリットといえるでしょう。

まとめ

おしゃれなリノベーションをしたいという方は多いと思いますが、具体的にどうすれば良いのか迷ってしまいますよね。リノベーションで失敗しないためには、まず物件の現状を把握し、リノベーションが可能かどうかを確認しておきましょう。その後、どんな部屋にしたいのかという条件を洗い出して、条件の優先順位を決めていきます。予算と返済計画も考慮しながら、具体的な部屋のイメージを考えてみてください。

おしゃれな部屋にするためには、部屋のテイストを1つに絞って、そのテイストに合った壁材や床材を選ぶのが大切です。また、リノベーションをするときは、おしゃれさだけでなく生活のしやすさも意識すると、今後生活をしていく上でのストレスを軽減できるでしょう。

要望だけを詰め込んでいると住みにくい部屋になってしまう可能性もあるため、プロの目線からアドバイスをしてもらえるような業者選びが大切です。おしゃれなリノベーションをしたいという方は、ぜひ実績が豊富な山吉吉田にご相談ください。ご連絡は、お問い合わせフォームから受け付けております。

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