水回りリフォームの費用相場を紹介|セット・部分別に注意点ともに解説
2023/06/30
コラム

水回りのリフォームを検討されている方の中には、どのくらい費用がかかるのか気になっているという方も多いのではないでしょうか。水回りといってもさまざまな場所があり、それぞれの場所でリフォーム費用は異なります。また、どのような内容でリフォームするのかによっても費用は変わってくるでしょう。

この記事では、水回りのリフォームを検討しているという方のために、水回りのリフォームにかかる費用を部分別とセットでそれぞれ紹介していきます。注意点や依頼のポイントなども解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

水回りのリフォーム費用の相場

「水回り」としてまとめられる部分には、トイレ・洗面台・浴室・キッチンが挙げられます。これらを別々にリフォームする場合と、セットでリフォームする場合では、費用相場が変わってきます。ここでは、それぞれの費用相場について見ていきましょう。

部分別のリフォーム費用の相場

まずは、水回りのリフォームの相場を部分別に見ていきます。どのようなリフォームを行うのかによっても費用相場が変わってくるので、リフォーム内容ごとに費用相場をお伝えします。

トイレの費用相場

トイレのリフォームでは、洋式から洋式への交換、和式から洋式への交換などの他、位置を移動させたい場合のリフォームなどがあります。

洋式から様式に交換する場合の費用相場は、15万円から50万円ほどです。これは選ぶ便器の種類でも変わってきます。最近は、ウォシュレット機能だけでなく、自動洗浄機能や抗菌機能などが追加されている便器も増えていて高性能です。性能が良いもの、機能が多いものは必然的に費用が高くなります。

和式トイレから洋式トイレへの交換は、15万円から60万円ほどかかります。トイレの交換だけでなく、位置も移動させるという場合は、20万円から60万円かかります。他にも、床の張り替えや壁紙の張り替えなど、全体的な工事を行う場合は、さらに費用が追加されます。

洗面台の費用相場

洗面台のリフォームは、洗面台の交換と洗面台全体の工事などです。洗面台の交換だけの場合は15万円から35万円ほどかかりますが、どのような種類の洗面台に交換するのかによって費用が大きく変わります。洗面台全体の工事を行う場合は、25万円から45万円くらいです。

洗面台と脱衣所を合わせてリフォームする場合は20万円から50万円ほどで、場所も移動させる場合も同じくらいの費用がかかってきます。

浴室の費用相場

浴室のリフォームにはさまざまな内容があります。簡単に行えるリフォームはユニットバスの交換で、費用は75万円から200万円ほどです。

在来工法の浴室を交換したい場合は50万円から200万円、在来浴室からユニットバスに交換したい場合は80万円から230万円かかります。

浴室を交換するだけでなく、場所も移動させたいとなると100万円から200万円はみておくのが良いでしょう。特に、浴室の交換に加えて位置を移動させる場合は、100万円を超えることが多いので、予算を把握した上でしっかりと確保しておくようにしてください。

キッチンの費用相場

キッチンのリフォームでは、システムキッチンへの交換やキッチンの位置を変更するなどの内容があります。システムキッチンへの交換の場合は75万円から150万円くらい、キッチンの位置を変更する場合は20万円から250万円です。

キッチンの形も変える場合は、選ぶキッチンの種類で費用が大きく変わります。ただし、部屋の広さによっては、キッチンのスタイルを変えることが難しい場合もあるでしょう。

セットのリフォーム費用の相場

水回りは、単体でリフォームするよりもまとめてリフォームするほうが価格を安く抑えられる傾向があります。水回りのリフォームでは、3点セットや4点セットなどがあるため、複数箇所リフォームしたいところがある方は、セットプランを選ぶのがおすすめです。

3点セットの場合は、キッチン・浴室・トイレの組み合わせ、浴室・トイレ・洗面台の組み合わせ、キッチン・浴室・洗面台の組み合わせなどがあります。それぞれの費用相場は下記の通りです。

  • キッチン・浴室・トイレ:80万円から190万円
  • キッチン・浴室・洗面台:80万円から190万円
  • 浴室・トイレ・洗面台:100万円から135万円

4点セットは、キッチン・浴室・トイレ・洗面台が全てセットになっているリフォームです。この場合は、100万円から200万円が相場となります。

水回りのリフォームにかかる費用は、「水回りリフォームにかかる費用は?費用を抑える方法や注意点も解説」の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

部分ごとの水回りリフォームの注意点

水回りリフォームの相場について解説したところで、実際にリフォームを行う際の注意点について解説していきます。それぞれの箇所で注意しておくべきことは異なるので、参考にしてみてください。

トイレ

トイレのリフォームを行う際は、床材や壁紙なども一緒に交換しておくのがおすすめです。トイレは便器だけでなく床材や壁紙も汚れやすいため、年数が経過すると黄ばみなどが気になり始めます。汚れをそのまま放置していると、ニオイの原因にもなってきてしまうので、トイレリフォームで便器を交換する際に合わせて行っておくと良いでしょう。そのほうが、それぞれ個別で行うよりも費用が安くなります。

また、トイレ交換で温水暖房便座を設置する場合は、コンセントがない場所だと電気工事が必要になる場合があるので注意してください。近年は、タンクレストイレが人気ですが、これはマンションにより設置できないケースもあります。排水方式の違いで設置できる便器が限られてしまうこともあるので、事前によく確認しておきましょう。

洗面台

洗面台のリフォームでは、洗面台を拡張する、新設するリフォームも人気です。しかし、この場合は、給排水管のルート変更や床や壁の造作などもしなければいけないため、事前によく相談しておく必要があります。

洗面台は、腐食が進みすぎていると床の入れ替えや壁の補修なども必要になるので、劣化を見逃さないで交換しなければいけません。少しひび割れているくらいだから大丈夫と使い続けていると、リフォーム費用が高額になってしまう可能性もあるため、気になる場合は早めに相談するのがおすすめです。

浴室

浴室リフォームでは、ユニットバスや在来浴室の種類によって大きく費用が異なってくるので、注意しましょう。また、浴室にはミストサウナや浴室テレビ、ジェットバスなどのさまざまなオプション機能がつけられますが、「つけたものの必要なかった」と後悔してしまう人もいます。

オプションの追加はよく考えた上で行いましょう。一部のオプションは、マンションの規約の問題でつけることができない場合もあるので、事前の確認が必要です。

浴室の移動を考えている場合は、配水管の勾配にも費用がかかるので注意してください。

キッチン

キッチンは、選ぶスタイルで大きく費用が変動します。特に、壁付のタイプから対面キッチンにリフォームしたいという場合は、大掛かりな移動をしなければいけないので、費用が高くなる傾向にあります。キッチンリフォームでは、選ぶキッチンの種類に注意しましょう。

また、キッチンを選ぶときは、身長や腕を下す位置に合わせるようにすると良いです。バランスの悪い高さでは身体に負担がかかってしまいますし、使いにくくなってしまうので注意しましょう。

また、キッチンは素材や大きさ、機能など種類が豊富なので、どのようなものが欲しいのかよく考えて選ぶようにしてください。

セットの水回りリフォームの注意点

水回りをセットでリフォームする際には、選べる設備が限定されていることが多いという点に注意が必要です。セットでのリフォームはお得になるというメリットがありますが、設備にこだわりがある方にはあまりおすすめできません。どの設備が対象になるのかをあらかじめ確かめておいたほうが良いでしょう。

また、セットプランでもオプションを追加すると費用が増すこともあるので、オプションの追加を検討している方は、費用の合計に注意してください。    

水回りリフォームを依頼するときのポイント

次に、水回りのリフォームを業者に依頼する際に抑えておきたいポイントをまとめておきます。

  • カタログだけを見て判断しない
  • デザインだけを重視しすぎない
  • 現状を踏まえた上で計画を立てる
  • マンションの場合は管理規約をチェックする
  • セットのリフォームでは仮住まいを用意する

順番に見ていきましょう。

カタログだけを見て判断しない

水回りリフォームを行う際は、カタログだけを見て判断しないようにしましょう。カタログだけで設備を見ていても、実際の大きさやデザインなどが想像と違っていたということもあるでしょう。

時間などに余裕があれば、ショールームで実際の設備を確認してみるのがおすすめです。実際に確認したら、「思ったよりも安い設備でも大丈夫そう」「このオプションがついていたほうが良いかもしれない」など、新たな発見が生まれることもあるでしょう。

デザインだけを重視しすぎない

リフォームをする際に、家をおしゃれにしたいからといって、ついデザインを優先してしまう方は少なくありません。しかし、水回りは毎日使う場所なので、デザインだけを重視してしまうと、使いにくくて思ったよりも不便だったということになりかねません。デザインだけでなく使い勝手にも注目して選ぶようにしましょう。

現状を踏まえた上で計画を立てる

リフォームを行う際は、現状を踏まえた上で計画を立てるようにしましょう。例えば、キッチンの位置を移動するリフォームを行う際は、水道管や電気の工事が必要になると費用が高くなってしまいます。配管やコンセントの位置などの、普段あまり意識することがない場所も含めて、現状を把握するようにしましょう。その上で、移動をしたら工事が増えるのか、選んだ設備で追加の工事が必要とされないかなどを検討して、リフォーム計画を立ててください。

マンションの場合は管理規約をチェックする

マンションでリフォームを行う場合は、下記の2つの点に気をつけるようにしましょう。

  • リフォームを行うことを管理組合へ連絡する
  • マンションの管理規約を必ずチェックする

特に、マンションの管理規約では、リフォームに関しての注意点も記載されています。内容によってはリフォームができない場合もあるため、気をつけなければいけません。

セットのリフォームでは仮住まいを用意する

水回りのリフォームをセットで行う場合は、それなりの日数がかかります。その間は、リフォームしている部分を使えなくなるので、日常生活に支障が出てしまうこともあるのです。

浴室だけ、キッチンだけのリフォームであれば、銭湯を利用する、外食をするなどの方法がありますが、セットのリフォームは複数箇所が一気に使えなくなるので、仮住まいを用意しておく必要があるでしょう。

部分ごとのリフォームでも、設備の移動などを行う大規模な工事では仮住まいが必要になる場合があります。仮住まいが必要かどうかは、リフォーム業者とよく相談して決めるようにしてください。

水回りリフォームの費用を抑える方法

最後に、水回りのリフォームの費用を抑える方法を見ていきましょう。できるだけ費用を抑えてリフォームしたいという場合に、どのような点に気をつければ良いのかをまとめて解説します。

水回りリフォームが得意な業者を探す

水回りのリフォームを依頼する場合は、水回りのリフォームに強い業者にお願いしましょう。水回りに精通しているので、効率良くリフォームを行ってくれます。工期が短く済む、設備を安く仕入れられるなどの理由で、費用が安く抑えられる可能性が高いです。

依頼を検討している業者がいる場合は、ホームページなどから業者の得意分野や施工事例を確認してみてください。

メーカーにこだわりすぎない

施工会社では、決められたメーカーの製品をメインで扱っているという場合もあります。もしメーカーにこだわってしまうと、そのリフォーム会社で再度仕入れ直ししてもらうことになるので、高くついてしまいやすいです。メーカーにはこだわらないほうが費用は抑えられます。

また、同じメーカーをセットで揃えると、リフォーム費用を抑えることにつながるでしょう。同じ場所でまとめて仕入れをできるので、その分費用を抑えられるのです。また、デザインも統一されているため、見た目も綺麗にまとまります。

アウトレットで探してみる

どうしてもこだわりのメーカーがある場合は、アウトレットで探してみるのも一つの手でしょう。アウトレット商品であれば費用を抑えて揃えることができます。ただし、アウトレットなので、新品ではない可能性があることだけは理解しておきましょう。

まとめ

水回りは住まいの中でも老朽化が進みやすい場所です。少しでも異変を感じたら業者に相談してください。異変を感じたところが一つの箇所だけであれば部分別のリフォームが良いですが、複数箇所のリフォームを検討する場合はセットのプランを活用したほうが費用が抑えられるでしょう。

水回りのリフォームを検討している方は、山吉吉田へご相談ください。官公庁施設でもリフォーム実績があるため、安心してご利用いただけます。無料で見積もりを行っているので、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

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