マンションの水回りリフォームにかかる費用や期間を分かりやすく紹介
2023/04/14
コラム

水回りは劣化しやすい部分なので、マンションのリフォームの中でも依頼が多いです。また、劣化に対する修繕だけでなく、より使いやすくしたいという理由で行われるケースも少なくありません。

水回りには台所や洗面台、お風呂、トイレなどがありますが、それぞれどのようなリフォーム内容があるのか、どれくらいの費用がかかるのかなど気になりますよね。

この記事では、マンションの水回りをリフォームするのにどのくらいの費用がかかるのか、水回りのリフォームを行う際の注意点などを解説していきます。

マンションの水回りリフォームにかかる費用相場

マンションの水回りをリフォームするのには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。場所ごとに詳しく解説していきます。

  • キッチン
  • 浴室
  • 洗面台
  • トイレ

マンションの水回りのリフォームは、スタンダードなリフォームにさまざまなオプションを加えることもあります。オプションの追加には費用がかかるため、予算に合わせて必要なオプションを選択しましょう。ここでは、スタンダードな費用の目安とオプションの費用の目安をまとめて紹介します。

キッチン

キッチンのリフォームは、どのような形式のキッチンに変えるのかという点で変わってきます。I型キッチン、L型キッチン、対面型キッチンなどさまざまなタイプがあるので、まずはどのようなキッチンにしたいのかを検討しなければいけません。

また、キッチンのスペースによっては、導入が難しいキッチンもあります。システムキッチンの場合、調理するスペースとシンク、コンロ、レンジフード、水栓、各種収納スペースが標準装備されているため、その分のスペースが必要です。リフォーム費用は、キッチン本体の代金に工事費や廃材の処分費、室内の養生作業費、交通費、工事保証費用などが含まれます。

価格はI型がもっとも安く、次にL型や対面型です。形が変わると配管のリフォームが必要になる場合もあり、そのような際はさらに費用が上乗せされます。キッチン本体の価格の相場の目安は50万円~70万円です。

オプション 

キッチン周りのオプション機能としては、食洗器、浄水器付き水栓金具、天吊り型レンジフード、オーブン追加、収納スペースの拡張などがあります。また、シンクやキャビネットの素材に人工大理石が使われたものなどもオプションで選べます。

例として紹介すると、食洗器は約30万円、浄水器付き水栓金具は約3万円です。このように、オプションによって費用が異なるので、予算と合わせて検討しましょう。

浴室 

マンションの浴室リフォームでは、交換がしやすく機能面が充実した商品が豊富なことから、ユニットバスが選択されることが多いです。リフォームにかかる期間も比較的短くなるので、スムーズにリフォームが完了します。

ユニットバスもグレードによって価格が異なりますが、浴室本体の相場は60万円から100万円ほどです。今のお風呂がユニットバスの場合と、在来浴室の場合で、交換にかかる費用が変わります。

浴室のリフォームでは、本体価格とは別に、既設のユニットバスの撤去工事費用や給排水工事、電気ダクト工事、ユニットバス組立工事などの費用が必要です。浴室の位置を移動させたい、移動させなければいけない場合は、壁の解体工事や壁の新設工事なども追加されるため、リフォームにかかる総額が高くなります。

オプション 

浴室のリフォームで追加できるオプションは、追い炊き機能や浴室換気暖房乾燥機、残り湯利用機能、手すり、浴室スピーカー、浴室テレビ、ジェットバスなどがあります。追い炊き機能は特にオプションとして選ばれる機能の1つで、相場は3万円から4万円です。また、浴室乾燥機機能も同等の金額で追加できます。

洗面台 

洗面台のリフォームは、キッチンやお風呂と比べると費用を抑えられます。スタンダードな洗面台であれば本体料金は20万円ほど、ハイグレードなものでも60万円ほどで交換できます。洗面所は間口が広いほど価格が高くなる傾向にあるため、相場を確認する際は間口の広さにも注目しましょう。

オプション 

洗面台のリフォームのオプションは、LED照明やタッチセンサー付きの水栓金具、シャワーヘッド取り付け、鏡のグレードアップ、収納スペースの追加などが挙げられます。また、洗面台のボウルの素材を変えることも可能です。

LED照明への交換は約2万円、タッチセンサー付きの金具交換は約3万円、シャワーヘッドの取り付けは約5千円など、オプションを付けてもそこまで高額になりません。

トイレ 

トイレのリフォームは、トイレのみを交換する場合、15万円から20万円ほどで行うことが可能です。選ぶ商品によって交換にかかる費用は変わりますが、安い価格のものなら10万円ほどでも行えるでしょう。トイレリフォームを行う際は、同時にクッションフロアの張り替えを行う人も多いです。

トイレには、組み合わせトイレ・一体型トイレ・タンクレストイレ・システムトイレなどの種類がありますが、どのトイレを選ぶかで費用が大きく異なります。一般的には、組み合わせトイレがもっとも安く、次いで一体型、タンクレス、システムトイレとなります。

和式トイレを洋式トイレに変更する場合は工事が複雑になるため、工事費用だけで30万ほどかかるでしょう。また、暖房機能付きのトイレやウォシュレット機能を追加する場合は、電気配線工事が必要です。

オプション

トイレリフォームのオプションは、蓋自動開閉機能、自動洗浄機能、脱臭機能、ウォシュレット機能、手すりの増設、収納スペースの追加などがあります。費用としては、蓋自動開閉機能が約1万円、自動洗浄機能は約2万円と、あまり高いオプションではありません。

また、機能性の高い便器を選ぶ場合は、本体そのものが高くなる傾向にあります。

 

複数の場所を同時にリフォームしたい方は、水回りリフォームのセットプランもおすすめです。セットプランの費用相場については、「水回りリフォームにかかる費用は?費用を抑える方法や注意点も解説」の記事をご参照ください。

マンションの水回りリフォームにかかる期間

マンションの水回りリフォームにかかる期間はどのくらいなのでしょうか。水回りは生活に欠かせないものなので、あまり工期が長くなるようなら、仮住まいを用意する、もしくは水回りを使わずに暮らせるように工夫をしなければいけません。

マンションの水回りリフォームの工期は、主に以下の通りです。

【交換のみの場合】

  • キッチン:2日程度
  • 浴室:3〜5日程度
  • 洗面台:1〜2日程度
  • トイレ:1日程度

これだけ見ると、短期間でリフォームが完了すると思うかもしれませんが、これはあくまで交換のみの場合です。キッチンを丸ごとリフォームする、浴室の位置を変更する、洗面所全体を工事するといった場合は、数週間から数ヶ月かかるため、リフォームを行う際には必ず事前に工期を確認しておきましょう。

マンションの水回りリフォームの注意点 

マンションで水回りのリフォームを行う際は、いくつか注意しなければならないことがあります。ここでは、マンションの水回りリフォームの注意点を3つ見ていきましょう。

  • マンションの管理規約を事前に確認する
  • レイアウトや設備に制限がある可能性がある
  • ショールームなどで実物を確認しておく

それぞれ解説していきます。

マンションの管理規約を事前に確認する 

マンションの管理規約の中には、水回りの移動は不可、大規模な工事は禁止などと記載されていることもあります。これらを知らずに工事してしまうと大変な問題になるので、注意しなければいけません。マンションごとに管理規約の内容は異なります。事前にマンションの管理規約をチェックするのを忘れないようにしましょう。

レイアウトや設備に制限がある可能性がある 

理想のリフォームの形があったとしても、必ずその通りにできるとは限りません。設置場所のスペースや配管の位置などによって、レイアウトや設備が制限されてしまう可能性があるのです。設置できない機器なども出てきてしまうため、リフォーム会社に相談した上で検討するようにしましょう。

ショールームなどで実物を確認しておく 

リフォームする際に使いたい機器や設備は、メーカーのショールームで実物を確認しておきましょう。実際のサイズ感や使い心地など、キッチンや浴室は実物を見てみなければ分からないことも多いです。設置してから「思っていたのと違う」と後悔しても、取り消しはできません。

あらかじめサイズ感や使い心地などを確認しておけば、リフォームしてから後悔をすることも少ないでしょう。最新の設備なども体験できるため、予算のバランスを考慮しながらどんな設備を取り入れたいか検討してみると良いです。

マンションの水回りリフォームをする流れ

リフォームすることを決めたら、どのように依頼していけば良いのでしょうか。ここからは、マンションで水回りリフォームを行う際の流れについて解説します。

施工会社選定 

リフォームすることを決めたら、まずはリフォームを依頼する業者を探さなければいけません。リフォーム会社はたくさんありますし、それぞれの会社ごとにどのようなリフォームを行っているのかは異なります。

水回りをリフォームする際は、水回りのリフォームを得意としているリフォーム会社に依頼するようにしましょう。さらに、公式サイトで事例などを確認した上で、自分が行いたいリフォームに近い事例があるところを選ぶと良いです。

現場確認 

リフォーム会社に相談したら、実際にリフォームを行う場所の現地調査をします。実際にマンションに来てもらって、どのようなリフォームができるのか、どのような設備が向いているのかなどを確認してもらいます。このときまでに、マンションの管理規約の確認もしておかなければいけません。    

見積もり 

リフォームの内容を決めたら、リフォーム会社に見積もりを依頼します。どのようなプランが提案できるのか、いくつか見積もりのパターンをもらうのがおすすめです。

また、マンションの水回りのリフォームにかかる費用の相場はあくまでも目安なので、複数の会社に見積もりを出してもらうと、自分のマンションで自分の行いたいリフォームをする場合にはいくらかかるのかをより具体的に把握できます。

相場を把握した上で依頼をすれば、本来の費用よりも大幅に高く請求してきていたところに依頼をしてしまったという失敗も防げるでしょう。

契約・打ち合わせ 

マンションのリフォームを行う際は、同じマンションに住んでいる方に迷惑をかけてしまう可能性もあります。あらかじめ、マンションの管理人にリフォームのことを伝えておきましょう。トラブルを防ぐためにも、音が響くかもしれない近くの居住者の方には挨拶をしておくのが良いです。

リフォームの内容が決定したら、契約書を交わします。捺印前に、不明点がないか、契約書におかしなところはないか、保証期間やアフターフォローなどについても記載されているかを、よく確認しておきましょう。

施工・施主確認 

工事の内容によっては、仮住まいが必要となるケースもあります。その場合は、工事が開始するまでに仮住まいも用意しておきましょう。

リフォームが完了したら、傷や不具合がないかチェックします。後から発見すると、本当にリフォームをした段階からあった傷や不具合なのかが分からず、リフォーム会社で対応をしてくれない可能性があります。必ず、施工が完了した状態で確認しておきましょう。

マンションの水回りリフォームを依頼する業者の選び方

マンションの水回りをリフォームする際は、業者選びで注意したいポイントがあります。リフォームしてから後悔しないように、業者選びは慎重に行ってください。業者を選ぶ際は、下記のポイントを抑えておきましょう。

  • 自分の希望に近いリフォーム事例がある
  • 事前に現場を確認して見積もりを出してくれる
  • 担当者の態度や対応が良く信頼できる

順番に解説していきます。

自分の希望に近いリフォーム事例がある

先ほども少し解説しましたが、リフォームをする際は、さまざまな業者のリフォーム事例をチェックしましょう。水回りを多く行っている業者を探し、希望に近いリフォームの事例を探します。見本となる事例があると相談しやすいですし、仮見積もりも提示してもらいやすいです。

いくつか気になるリフォーム事例をまとめておいて、数社から見積もりをもらってから、どこに依頼するのかを決定すると良いでしょう。

事前に現場を確認して見積もりを出してくれる 

リフォーム会社を選ぶ際は、事前に現地調査してくれる業者を選んでください。現地調査がない場合、正確な見積もりをもらえません。施工に入ってから「この配管の位置だと追加費用がかかる」などといわれても困りますよね。実際に見てみなければ分からないことも多いので、必ず事前調査は受けましょう。

事前調査を無料で行っているリフォーム会社もあるので、そういった業者に依頼をすれば、金銭的な負担も少なくなります。

担当者の態度や対応が良く信頼できる

リフォーム業者を選ぶ際は、担当者との相性も重要といえます。どのようなリフォームがしたいのかなどのイメージをしっかりとくみ取って、そのイメージにあった提案をしてくれる人だと安心です。

リフォームが終わった後も、アフターフォローなどで相談にのってもらうことがあるかもしれませんし、信頼できる人なら不具合があった際に連絡もしやすいですよね。契約をする前に、分かりやすく説明をしてくれるか、質問をしたときに丁寧に対応してくれるかなどを確認しておきましょう。

まとめ

マンションの水回りのリフォームにかかる費用は、設備や工事範囲、追加オプションの有無などによって大きく異なります。そのため、複数のリフォーム会社に見積もりをもらって、自分のマンションで希望のリフォームを行ってもらう場合にはどのくらいの費用がかかるのかを把握してから依頼をすると良いでしょう。

マンションの水回りのリフォームを検討中の方は、ぜひ山吉吉田にご利用ください。弊社で浴槽やキッチン・トイレなどの設備を直接仕入れているため、コストをカットできるというメリットがあります。ご相談は、お問い合わせフォームから受け付けております。

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